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子が無く亡くなった方の姪から、他の甥姪にアプローチして遺産分割した事例

事 例

子のない独身の80歳代の方(被相続人)が亡くなりました。
被相続人の両親は既に他界しており、兄弟も全員亡くなっていて、相続人は、被相続人の甥と姪が多数(24名)いるという状況でした。
また、その甥姪の方々も、互いにほとんど面識がないとのことで、遺産分割が一向に進まないため、その中の姪の方一人から、相続の相談を受け、弁護士が解決に当たりました。

調停での解決

ご依頼者の方は、他の相続人である甥姪の方たち(依頼者から見て従兄妹)がどこに住んでいるかも分からなかったので、弁護士が戸籍謄本を取得して、各相続人の住所から調査していきました。
本件のように、被相続人の甥姪が相続人になるケースでは、取得する戸籍の量も膨大なものとなります。
最終的に、相続人は、20名を超える人数となり、さすがに相続人全員と協議をする場を裁判所以外で設けることは困難でしたから、家庭裁判所へ遺産分割調停を申立てさせていただき、家庭裁判所にて遺産分割の話し合いをすることとしました。

その後、相続分を放棄する方もいらっしゃいましたが、最終的には、「調停に代わる審判」という裁判所の決定をもらい、無事に、遺産分割が完了しています。

弁護士コメント

本件のように、相続人が多数で、相続人間の面識がない場合には、遺産分割の合意を形成することは、とても困難です。
また、戸籍を全て集めるだけでも大変ですし、法定相続分の計算も複雑な問題となりますから、このような場合には、弁護士に依頼をして解決を目指す方がスムーズに解決に進むものと思います。

当事務所では、相続人が多い遺産分割の事例も多く取り扱っていますので、お困りの場合には、是非一度ご相談ください。

(なお、本件は、あくまで実際の事例を改変してフィクションとしたものを「解決事例」としてご紹介するものです。)

 

◇ 横浜で相続問題・遺言問題に強い弁護士をお探しなら、当事務所へご相談ください!

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